A HISTORY OF VILOLENCE [映画鑑賞記録]
Starring; Viggo Mortensen, Ed Harris
2005, USA, 92minutes
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めっちゃ楽しみにしてたのに、こういう単館系映画って扱いがひどいよね。
東京では3月11日から公開してるのに大阪は1ヶ月遅れ。
(なんでやねん!)
試写会も全然見かけなかったし。
我慢できなかったので、先月イギリスのAmazonにDVDを注文して、一足先に見ました。
あらすじは、
アメリカの片田舎でダイナー(食堂)を経営しながら妻子と平凡ながらも幸せに暮らしている男トム(ヴィゴ・モーテンセン)。
ある日、彼の店が2人組の強盗に襲われる。
格闘の末、強盗2人を倒した(というか殺した)トムは一夜にして町のヒーローに。
その直後からトム一家は不審な男たちに付回されるようになり、トムはなぜか男たちから「ジョーイ」と呼ばれ・・・。
徐々に明らかになっていく彼の隠された過去とは!?
って感じです。
何回か見ないと良さがわからなそうな、後味が悪い映画だったので、時間ができたらもう1回見ようと思ってます。
とりあえず私の中でLOTRのアラゴルンのイメージが強いViggoですが、こういう現代に生きるフツーの民間人(?)の役って久々な気がするので、「GIジェーン」とか「クリムゾンタイド」みたいな軍隊系も素敵だけど意外とジーンズが似合うなーと思ってしまいました。
(視点がずれてる)
とりあえず不気味な迫力のエド・ハリスと、すっかりオッサンになったウィリアム・ハートと、殺気がほとばしる素敵ヴィゴを堪能。
「恋しくて」 [映画鑑賞記録]
原題: SOME KIND OF WONDERFUL
出演: エリック・ストルツ、メアリー・S・マスターソン ほか
1987年・アメリカ 95分
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美人で、学校のマドンナ(この言い方そのものが古いけど)、ハンサムでお金持ちの彼氏がいて、皆の憧れの的であるアマンダ(リー・トンプソン)に片想い中のキース(エリック・ストルツ)。
ドラムが大好きでボーイッシュな女の子・ワッツ(メアリー・スチュアート・マスターソン)と親友だが、ワッツはキースに片想い。
そんなある日、彼氏とゴタゴタしているアマンダをキースがデートに誘ったら、意外にもOKされて、複雑な心境のワッツ。
自分の気持ちを隠して、ワッツはキースを応援すると言うが・・・。
あらすじを聞いてるだけで「青春」「80年代」のニオイがプンプンしますね。
実はこの作品、私が学生時代にディクテーション(英語を聞いて書き取る)の課題だった映画なんです。
もともと主人公の男が私のタイプ(当時はブラピ。今はViggo Mortensen)とかけ離れているうえ、片思い中の女の子には彼氏がいるにもかかわらず、今で言うストーカーみたいに四六時中追い掛け回してるんで、キモくてあんまり感情移入できなくて。
ワッツ役のメアリー・S・マスターソンは好きなんですけど。
(「フライド・グリーン・トマト」も良かった!)
で、ディクテーションも当時全然できなくて、いつもDマイナスとかDプラスの成績をウロウロしていたこともあり、この映画はトラウマになっておりました。
今回、十年ぶりぐらいに見直してみて、自分のヒアリング力がアップしていることについては、ささやかなヨロコビを感じたものの、やっぱ主人公の男、キモイし、ちょっとおかしいって!
どう見てもストーカー。
十年前も、今回も、唯一共感できたセリフは、
"The only things I care about in this goddamn life are , me, my drums, and you!"
(私にはドラムと君しかいない!)
これ、ワッツがキースに言うセリフなんです。
ストレートで良いんじゃないでしょうか。
十年前も、今回も、映画のラスト部分(プレゼント横流し)には納得できずじまい。
「インファナル・アフェア」 [映画鑑賞記録]
原題:無間道
出演:トニー・レオン、アンディ・ラウ、ケリー・チャン
2002年・香港・102分
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【あらすじ】
マフィアの組員であるラウ(トニー・レオン)は、ボスの指示により、警察内部に潜入するため警察学校に入学し、警察官になる。同時期に警察学校に入学したヤン(トニー・レオン)は、組織犯罪課に素質を見出され、マフィアの潜入捜査官としての任務につくため警察学校を退学。
10年後、お互いの組織に身分を偽って潜入し続けているラウとヤンは、マフィアの麻薬取引を通じて運命的に出会ってしまう。マフィアの内部にいながら警察に情報を送り続けるヤンと、警察からマフィアに捜査情報を漏らすラウ。
マフィアも警察もお互い内通者の存在に気付き、必死になって裏切り者を探そうとするが・・・。
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し、しぶい。しぶすぎる。
最初あらすじだけ聞いたときは、「フェイス/オフ」(ジョン・トラボルタとニコラス・ケイジ主演のアクション超大作。この映画も大好き)と似てるのかな~と思いましたが、こっちのほうが男の映画!って感じで、「フェイス/オフ」のほうがエンターテイメント性重視的なところがあるかなーと。あっちは勧善懲悪ハッピーエンドだったし(ハリウッドだからね)。
全然期待せずに見たから余計に面白く思えたのかもしれませんが、私はこういう映画って大好きです。
トニー・レオンがたまらん。
広東語などサッパリ分からないので、字幕を必死で読まないといけないのが唯一辛いところでしたが、話にグイグイ引き込まれていって、あっというまにエンディングでした。
この映画は、ハリウッドが既にリメイク権を取得していて、ブラッド・ピットが権利を持っているらしいという情報をゲットしたのですが、本当のところはどうなんでしょうね。
ハリウッド風な味付けされたらまずくなるような気がしないでもないし、アンディ・ラウとトニー・レオンだからいいのであって、他の人が演じるってのはどうもイマイチ・・・のような。
No offense, but I don't want Tom Cruise playing one of the main characters!
そしてこの映画は、実は続編があって、2作目と3作目もすでにDVD化されております。
2は見てないけど(レンタルしたけど途中で寝ちゃった)、3は良かったーー!
トニー・レオンはちょびっとしか出てないんだけどね。
3に出てくる、チェン・ダオミン(HEROで皇帝を演じてた人)が密かに好きだったりします。
こんなのも↓出てます。コレほしい。
「フィラデルフィア」 [映画鑑賞記録]
原題:PHILADELPHIA
出演:デンゼル・ワシントン、トム・ハンクス、アントニオ・バンデラス他
1993年・アメリカ・125分
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ゲイで、エイズのために法律事務所を解雇された弁護士の男(トム・ハンクス)が不当解雇で元勤務先を訴えようとする。
訴訟を担当する弁護士役にデンゼル・ワシントン。
この映画でトム・ハンクスはアカデミー賞を受賞。
トム・ハンクスは苦手なのですがデンゼル・ワシントンは結構好きです。知的だから。
この映画、御覧になった方も多いと思いますが、私、今回見直してみて一つどうしても気になったことがありまして。
トム・ハンクスが働いている会社というか弁護士だから法律事務所になるわけですが、一番偉い人のこと、字幕では社長って書いてあったんですけど、所長じゃないのかなあ。
「おい、社長が呼んでるぞ」とか、たびたび「社長」という呼び名が登場してたんですけど、映画的にはどう見ても「大手の法律事務所」で、企業内弁護士にも見えなかったし・・・。
どうでもいいんですけどね。
法律事務所勤務経験有りの私としては「社長」とは呼ばなかったのでちょっと気になりました。
「ある貴婦人の肖像」 [映画鑑賞記録]
原題: The Portrait of a Lady
出演: ニコール・キッドマン、ジョン・マルコヴィッチ他
1996年・144分
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前から見たかった作品で、以前BSで放送していたときに録画しそこねた。
最近そのことを思い出して、レンタルしようとしたらDVDでなくビデオしかなかったので、まぁ今度探して借りたらいいやと思ってたら、どうやら国内版DVDは廃盤になっているらしく、ネットでかなり探したけどどこもSOLD OUT!
Amazonでも中古品しか売ってなかった。
くー。
でもやっぱり見たいので、他の商品を買うついでにイギリスのAmazonで注文してしまった。
だって1000円ちょっとだったしー。
昨日届いたので今日早速見た。
ニコール・キッドマンが透明感があってとても美しかった~!!
昔はあんまり好きじゃなかったけど、トムクルと別れた頃ぐらいから好きになった。
彼女の声が特に好き。
お話そのものはブンガク作品だから難しくて、字幕なしではかなりキツかったため、もっかい見ます。
当時の時代背景とか知らないしなあ。
ジョン・マルコヴィッチって、変質的な人の役が多いけど、私は結構好きです。
ソフィスティケートされた話し方などが特に。
目がちょっと怖いけど。
そしてなにげにイケメンぞろいのこの映画。
10年前の作品なので、若き日のクリスチャン・ベイル(バットマン・ビギンズ)や、ヴィゴさま(髪型がイケてないけど)が見れます。
出番は多くなかったけどねー。
特にクリスチャン・ベイル!
もーーーー
お顔がツルツルで、いかにも「血気盛ん」て感じのお坊ちゃまふう。
それだけでも見る価値あり。
(めっちゃ私の独断と偏見ですが)
Amazonのレビューを見ていたら、「先に原作を読んだほうが・・・」とのことだった。
今からでも読むか。。。。
「シャンハイ・ヌーン」 [映画鑑賞記録]
原題:SHANGHAI NOON
出演:ジャッキー・チェン、オーウェン・ウィルソン、ルーシー・リューほか
2000年・アメリカ・111分
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1800年代の終わりごろ、紫禁城から連れ去られ、アメリカに連れて行かれたプリンセス・ペペ(ルーシー・リュー)を救うべく奮闘する近衛兵チョン・ウェン(ジャッキー・チェン)と偶然出会った列車強盗の男ロイ(オーウェン・ウィルソン)がなぜか協力して姫を救出することになる・・・というあらすじ。
チョン・ウェンというのがホントの名前(役名)なのですが、ずーっと「ジョン・ウェイン」と呼ばれているジャッキー。たしかに中国語の発音はよくわからんからね。
しかしジャッキー・チェンも老けました。
映画そのものはよくあるパターン。ただ、娯楽西部劇+カンフーみたいなノリ。
二人の掛け合いが漫才みたいで面白かったけど、それ以外は特筆すべきところはないかも。
なんだか最近オーウェン・ウィルソンの映画ばかり立て続けに見てる気がします。
別にファンじゃないんだけど、彼の英語は分かりやすくて好き。
顔はあまり似てない気がしますが、弟さん(ルーク・ウィルソン)と話し方が結構似てますね。
私はウィルソン兄弟は兄(オーウェン氏)のほうが好きかな。
喋りがおもしろそうだから。
G.I .ジェーン [映画鑑賞記録]
原題: G.I . JANE
出演: デミ・ムーア、ヴィゴ・モーテンセン他
1997年・アメリカ・125分
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当時映画館かレンタルビデオのどちらかで見てるはずなんですが、まだヴィゴさまのファンになってなかった頃だったので、もう一度見てみたくてDVDをレンタルしました。
(DVDならではの映像特典を期待してたんですけど、なんにもなしでガッカリ)
まぁいわゆる軍隊シゴキものです。
軍隊系(しかもNavy)は好きでよく見てるけど、この映画のテーマはずばり性差別。
政治的な駆け引きに利用され、脱落者続出の超ハードな特殊部隊SEALの訓練に加え、「オンナが海軍なんかでやってけるかよ」、という周りのプレッシャー(というかハッキリいってイジメ)に耐える強い女性(デミ・ムーア)を描いた作品。
当時、丸坊主のデミが話題になってたのを覚えていますが、ホントに似合いますね。
頭蓋骨の形がきれいなのでしょうか。
私は彼女の中途半端なロンゲよりも丸坊主の方がかっこいいと思いました。
アノ頃の彼女は、「チャーリーズエンジェル」の続編に出てた彼女よりもずっと素敵だったと個人的に思ってます。
で。
肝心のヴィゴさま。
私の記憶に全然残ってなかったけど、なんと鬼軍曹の役でした。
見るからに意地悪そうな感じ!
(でも素敵で実は優しい)
ヴィゴさまの短パン姿に思わず見とれてしまったのでした。
最後の白い制服もイケてたけどね!
とりあえずNavyの制服は私を惑わせるものが大いにあります。
かっこいい・・・
訓練の過程とはいえ、ズタボロにされるデミ・ムーアを見るのは痛々しい部分もありましたが、それはリドリー・スコット監督のこと、見終わった後は爽やかです。
それにしてもさ、英語ってなんで「Joe」「Jane」って名前が決まってるんでしょう。
「G.I . ジョー」(男性)、「G.I .ジェーン」(女性)っていう呼び名だけじゃなく、身元不明の人とかを「John Doe」(ジョン・ドゥー;男性の場合)、「Jane Doe」(ジェーン・ドゥー;女性の場合)って言うやん。
なぜにJohn&Jane?
「マシニスト」 [映画鑑賞記録]
原題: The Machinist
出演: クリスチャン・ベイル、ジェニファー・ジェイソン・リー
2003年 アメリカ=スペイン 102分
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「マシニスト」という単語を聞いて最初ピンと来なかったんだけど、スペルを見て、なんだそうか、と思った。
「マシニスト」=機械工ですね。
「バットマン・ビギンズ」などでマッチョ系イケメンというイメージが(少なくとも私の中では)あったクリスチャン・ベールが、CGなどではなくリアルに激ヤセしてガリガリの人物を演じたという点で以前から興味はあったけど、激ヤセ度合いが痛々しくて、「見たいけどみたくない」ままズルズルと今まで来てしまった作品。
いやー。
痛々しかった。ホントに「骨と皮」だったもん。まじでガリガリ君。
あの身長で50kg台というのはすごいよね。絶食して痩せたらしいけど。
1年以上眠れない不眠症の機械工・トレバーがなぜ眠れなくなったのか、最後の最後で分かるようになっているけど、かなり早い段階で展開が読めてしまったので、あとは「つまらん」と思いつつ、でもまぁサスペンス映画としてはこんなもん?と思いながら見た。
1年以上も不眠になる理由としてはちょっと弱い気がしないでもない。
J・J・リー、見たのは「黙秘」以来なので最初しばらく彼女だと気付かなかったけど、脱いでも不思議といやらしさがなく、翳がある美しさが良かった。
「ライフ・アクアティック」 [映画鑑賞記録]
原題:The Life Aquatic with Steve Zissou
出演:ビル・マーレイ、オーウェン・ウィルソン、ケイト・ブランシェット他
2004年・アメリカ・118分
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予備知識(あらすじ等)ゼロでなんとなく見た映画。
ケイト・ブランシェットの大ファンなので、「こんな映画出てたんだ~。知らなかった~。」と思って、本当になんとなく見てみた。
「めっちゃ良さそう」が「失望」に、「なんとなく」が「大当たり」に変わるのはよくあることで、これは意外にも後者だった。
「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」の監督(ウェス・アンダーソン)だと後で知って納得。
彼独特の世界観というか、良い意味のオタクワールドが素敵。
簡単に言えば、海洋学のドキュメンタリー映画を撮っている人々の冒険を描いた話で、登場する海洋生物は全部想像上のいきもの(ていうかありえない配色とか模様)なんだけど、「そんなバカな!」という気持ちには不思議とならなくて、そのへんはスルーできる。
セリフのやりとりも面白くて、「頭のイイ人が書いた知性的なユーモアあふれる脚本」って感じ。
そのうえ、豪華キャスト。
ケイト・ブランシェット以外に誰が出てるか全く知らずに見たので、出てくる人のほとんどが有名人でびっくりした。
ビル・マーレイ、オーウェン・ウィルソン、アンジェリカ・ヒューストン(いずれも「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」に出演済み)、ジェフ・ゴールドブラム(「ジュラシック・パーク」)、ウィレム・デフォー、マイケル・ガンボン(ハリー・ポッターの新しい校長先生)など。
見ごたえありました。
「めぐりあう時間たち」 [映画鑑賞記録]
原題: The Hours
出演: ニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア、メリル・ストリープ他
2002年・アメリカ・115分
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TSUTAYAの会員証更新の際に1本無料でレンタルできると言われたのだが、特にこれといって思いつかなかったので(よく見るやつは家にDVDあるし・・・)、たまたま目に付いたコレを借りた。
確かニコール・キッドマンが「つけ鼻」で人相を変えてたな、とか、アカデミー賞ノミネートされてたっけ?受賞したんだっけ?とか、おぼろげな記憶しかなかったんだけど・・・。
失敗。
私個人的にはこの系統の映画はダメ。
たまたま精神的にちょっとブルーなときに見たのでよけいに落ち込んでしまった。
鬱っぽいときには見ないほうがいいかもしれない。
ひとつだけ言うならば、末期のエイズ患者を演じたエド・ハリスが良かった。
アノ人は何をやっても素晴らしい。
ジュリアン・ムーアも相変わらず美しかった。